いつまでもあると思うな親と推し

エンドロールはまだ流れない

田口淳之介ファーストアルバム「DIMENSIONS」全曲レビュー


2017年9月13日は田口淳之介のアルバムの発売日でした。これまでに彼はインディーズとメジャーでシングルを2枚出しており、アルバムはこれが独立後はじめての作品です。
正直、前作までの表題曲のわたしの身近においての評判は、ジャケットのアートワークがダサい!衣装がダサい!MVがダサい!曲もあんまり…おしゃれじゃないな…と散々でした。確かにこれらの楽曲は彼の生まれもったスマートな魅力を十二分に発揮できる素晴らしい出来だと手放しで褒められるようなものではなかったと思います。私自身この調子で応援するのはさすがにしんどいぞ…と思っていたのですが、今回のアルバム「DIMENSIONS」のジャケットはそれまでとは明らかに違うもので、発売前からファンも大きな期待を寄せていました。

 

DIMENSIONS(通常盤)

DIMENSIONS(通常盤)

 

 


ひー!!!ジャケットかっこいいいぃ…けど、わたしは腰が重くアルバムを予約したのは前日で、FC限定版は限定枚数が終了していました(つらい…)。そろそろ到着すると思うのですが、待ちきれずitunesでダウンロードしてさっそく聞いちゃった。そしたらまあまあ!!!!全体的にめちゃくちゃかっこよくて、ひょっとして自担最高じゃん…!?とおもったのでレビューしていきます。


1.DIMENSION

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アルバムのタイトルはDIMENSIONSで複数形なのに対してこちらはDIMENSION単数形。この曲はGYAO!でMV先行公開されたときから聴きまくりました。正直独立してからの彼のナンバーで一番最高だと思う。めちゃくちゃかっこいい!近未来的で硬質なサウンドはまるで重力を感じさせないのに、「It’s gravity」ではじまるエモーショナルな歌詞…嫌いなわけない。超かっこいい。

レビューといいながらこれは是非MVを見てほしいなあ。田口淳之介のパフォーマンスを知っている人なら誰でもダンスのイメージが強いと思うんですけど、この作品でもすごく踊る。振り付けは仲宗根梨乃さんと50さんというめちゃくちゃすごい人がしてくれたらしい。無知な人間なので全然振り付けなんて詳しくないんだけど、彼が今までやってきたダンスとは決定的に違うんですよね。今まで彼がやってきた振り付けはやっぱり彼の得意な振りが多くて、それは予測できるとまでは言わないけれど見慣れたもので、アイドルの時代から築いてきたもので勿論素晴らしいものだけれど、でもこのMVで踊る田口淳之介の姿は、まるではじめてみる人なんですよ!なにを言ってるのかわからないと思うけどほんとにそうなの!とにかく見てほしい。ずっと見つめてきたよく知っている体なのに、全然知らない人みたいな動きをするんです。踊るために生まれてきたような長い手脚の恵まれた体躯が無重力の中にいるみたいに舞ったり、重力の抑圧から逃れようとしたりするその美しさたるや!!絶景です。このMVは「過去と未来」「自由と束縛」そして「光と影」がテーマなのだそうで、差し込む白い光のなかを白い衣装で踊る田口くんの体を追いかけるように黒い衣装のダンサーさん(この方もめっちゃすごい人らしい。島地保武さんといって国際的なダンスカンパニーのダンサーさんだった人なんだって。でたな謎人脈!)が登場します。でも影は決して光を飲み込まないし、光も影を圧倒することはないんですね。ただ光は影を携えて一層まぶしくなっていく。それは歌詞のなかにも表現されています。「誰にも踏み込ませない/守ってきたDIAMOND」という歌詞がまさにそうなんじゃなかなと。彼の退所についてはいまだ賛否あるし、彼自身その理由についてしっかりとした明言をしていません。ただ彼自身が言う「ソロ活動がしたくてやめたわけじゃない」という言葉をそのまま受け取るとしたら彼の抱えた多くの苦悩はファンとしては察して余りあるほどで。でもどんな闇の中に落とされても彼の守ってきたDIAMONDは誰にも砕くことは出来なくて、信じる光に向かって手を伸ばすために影をも引き受けることを決めた彼はもう進むしかないのだと、この作品にその決心を見ることが出来るように思いました。壁を乗り越え、希望と絶望を叫び、いつかやってくるあの頃夢見た未来とは違う日を新たな次元の中でたとえ何があろうと手に入れてほしい。歌詞の決意を祈るばかりです。
田口くんはこのアルバムを「自分の名刺代わりの作品」と表現しましたが、まさしく田口淳之介しか出来ない作品でそれを自分の名前に添えてくれたことファンとしてとてもうれしく思います。

 

2.MOMENT 

田口淳之介と宇宙の癒着がすごい
癒着というか、親和性…?恋心が宇宙規模で表現されたラブソングです。田口くんみたいな規格外の男の子がもしも流行りの等身大のラブソングを歌ったら、ちょっとイマイチな感じになるんじゃなかなあと思うんですけど、スケールの大きい夢想的な歌詞は怖いくらいばっちりハマるなあ!と思います。これはグループに所属していた頃から変わらない魅力ですね。イントロのとくとくという心臓の音のような音から「夢の続きのような柔らかい眼差し/閉じた瞳の奥で星屑と漂う」という歌詞ではじまるのですが、ちょ~~~~~~~~~かわいくないですか!?!?わたしこの歌詞だいすき。こちらも近未来的な音が上手に組み込まれていて、でもDIMENSIONよりずっと軽やかなサウンド。でも決して浮かれたメロディラインではなくてとてもロマンティックな感じです。たぐちくんのメロウな歌声との相性が最高。あと曲中メロディが消えてワンフレーズのあとまたとくという音でサビが始まるんですけど、そこもすごく好き。恋をしているときの世界に自分と好きな人のふたりしかいないようなそういう感覚を呼び起こすような仕掛けだなあと思いました。すでにイベントなどでは披露されてるそうですが、意識が低いファンなので…すみません…はやくパフォーマンスしているところがみたい曲だなあ。

 

3.Raindrops 

こちらはカラーコンタクトレンズのブランド「ナチュラリ」さんのタイアップ曲。じゃ、ジャニーズ事務所辞めてもタイアップってしてもらえるんだ…。鈴木えみ玉城ティナ田口淳之介の並びの圧。顔面美の圧。すごい。渋谷駅に大きな広告まで出していただきました。ナチュラリさんありがとうございます。神!いやでも田口くんみたいなさっぱりした顔の男の子のファンやってて3度も青いカラーコンタクトする仕事がくるとは思いませんでした(笑)

歌詞はMVの田口くん演じる謎の男の人が雨の日、一夜だけの恋をするというストーリーをなぞっているのですが、これもね~とりあえずMV見てくれ~~~!(笑)

 

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DIMENSIONが「踊る田口」ならRaindropsは「演じる田口」ということで、雨の夜だけ人間の姿になって片思いしていた女性に会いに行くカエルを演じてるのですが、これがすごくファンシーでロマンティックで最高!実際傘持ってるのにびしょ濡れの男の人に声かけられたら絶対怖いと思うけど、顔が田口くんだから余裕でホイホイ。わかる~。あとこの曲の最後で田口くん演じるカエルの王子様が彼女になんと囁いたか当てましょうクイズを公式がやってるのでわかった人はここまで(https://form.junnosuke-t.com/q/126/)メールしてください。メールフォームの手作り感よ…。

 

4.G・O・N・G  (feat.DAZZ)

DAZZさんと下拓さんという田口くんのお友達のアーティストの方を客演に招いた作品。これめっちゃかっこいいよ~!もともとGIRLS遺族なので田口くんのラップだいすき~なのですが、これも持ち前の軽やかなシャープさでかっこいいサウンドをどんどん盛り上げていくのが気持ちいい作品。ただJTって呼び方はマジでどうなんだろう…すごく気に入ってるみたいだけど…日本たばこ産業会社かな…。でもJTとDAZZとしもたく~ってなんか口ずさみたくなるのは正直ある(笑) クラブシーンやストリートシーンでも通用する曲を作りたいという信念が彼のなかにはあるそうで、わたしにはそういうカルチャーに対する理解が全然ないし興味もぶっちゃけないけど、でも田口くんの多彩さを彩る色のひとつだと思うし、わたしのように興味のない人間までかっこいい!と頷かせる訴求力があるんだから、これからも田口くんのスタイルでやってくれたらいいんじゃないかなと思います。

 

5.Connect (Music Video Version)

メジャーデビューシングルのアルバムカット。Connectはぶっちゃけ全然好きじゃなくて。だって「失ってないさ誰も」「繋がってたんだ僕ら」と言われましても

いやいや失いましたがな!結構いろいろ失ったよね…?繋がる…何と?って思ってたし、MVのカラオケの映像?ってわたしが鼻で笑ってたところが、彼の一番力入れたところだって判明した時は本当に頭を抱えたし…。前述の通りアートワークも衣装もビジュアルもびっっっっみょう過ぎたし、本当に全然好きじゃなかったんです。

でもアルバムを頭から聴いてこの曲の認識はかなり変わりました。他の曲に比べてこの曲は言葉のレトリックのようなものがすごく少ないんです。サウンドはダンスミュージックにしてはスロウで、でも決して重くなくて軽快。トロピカルハウスってやつなのかな…よくわからないけど、そういう無防備さがかえって彼の無敵さを演出しているように感じました。まだまだ大好き!とは言えないけど…いつか田口くんがもっともっと高いところに上ったときに「あのとき失ってなかったね」って笑えたらこの曲は輝くのかなあと思います。

 

6.FRIDAY NIGHT

おっしゃれ~~~~!!!!!ダサいダサい言われてた田口くんどこいった?
「外苑前/メトロ降りて/アイスモカ片手にwalkn’」という歌詞、A5の出口で待ち合わせた冬を思い出してウッ…と古傷を抉られるような気がしないでもないですが、夏の終わりの少しだけ涼しい風の吹く東京の夜を肌に感じるようなそんな曲です。一見ありふれたような曲だと思うんですけど、彼自身の持つ都会的で瀟洒な雰囲気がとても生きてる曲だなあと思います。曲の魅力を歌い手が引き出すというよりかはこの曲が田口くんの魅力を正しく演出しているような感じ。こういうの田口くんのファンは安定で好きに決まってる!田口くんなんだあ…分かってんじゃん…。なんだよお…。

 

7.GOEMON (feat.HIFANA&KIRA) 

この曲はHIFANAさんとKIRAさんという方をお招きした曲。なんかHIFANAさんは田口くんの憧れの人らしい。へー。KIRAさんというのは女性の方で、二人の掛け合いがすごくドラマティック!タイトルの通り義賊の石川五右衛門をモチーフにした歌詞で、言葉遊びと一緒にきちんとドラマが描かれているので、ジャニーズのファンの人は結構好きそう。ついでに自分を想うファンの気持ちみたいなのも代弁してるらしいんだけど、この色男~~~!そういうところ好きです。自分に向けられる愛情をあんまり疑ってないようなところね。あとは、田口くんのパートは全編ラップ詩なんだけど、でもこういうドラマのある世界観で、自分たちを別世界の役者に見立てて歌うのってやっぱり今までの彼のバックグラウンドがあるからこそ出せる引き出しなんじゃないかなあと思いました。田口くん和装とても似合うのでライブでやるときは素敵な衣装着てくれよな!!!頼む。

 

8.Gradations 

メロディラインが一番JPOP!って感じかなあ。歌詞はわかりやすい応援ソングです。こういう直球なことを恥ずかしがらずにやるようなところが田口くんっぽいなーと思います。「Everyone’s beautiful」って言われてもいやあなたが一番きれいだよ…って感じだけど、こういうわかりやすい曲が案外世間には一番響きやすいのかもしれません。

 

9.CRIMSON

夏をテーマにした曲らしいんだけど、それにしてはテンションがそんなに高くない。メロディのベースラインは煽るように刻まれてるのでパフォーマンスで変化するのかな…?CD音源だと個人的に一番ぴんと来ない曲でした。ワールドカップとかのテーマソングっぽい。

 

10.On My Way (feat.Rlli-Royal)

田口くんの事務所の新人、Rlli-Royalさんとの曲。え?田口くんの他にタレントいるの?ってそれな!わたしも結構びっくりしてる。ディズニー映画の主題歌歌ってそうな綺麗な声の女性シンガーさんです。この曲はAメロが田口くんの半生…というか、わたしたちも目にしてきた彼の経験が、Bメロでは現在とこれからの展望のようなものが素直に描かれているように思いました。「ただ1人このhistoryを/ぶきっちょに刻む修練」「少年時代の甘えはもうない/成功のお隣には後悔」「慣れてしまった別れ出会い/離れてしまったらまた会いたい」…Aメロの歌詞なんですけど、こういうぎょっとするようなことをさらりと軽く歌うようなところがやっぱり田口くんらしくて、沢山の邪推を飛び越えたシンプルで素直な気持ちが綴られています。この先には「無数の選択肢/進むべき道はただひとつだけだ」「期待に応えるため歌う/ただ信じてくれよ/follow me now」と続くんですが、この歌詞に去年のイベントで復帰の理由を自分はステージに立つ人間だと思ったから、と強い目で話してた姿を思い出します。田口くんが脱退する前の絶望ばかりしてたわたしにこういう覚悟で、ステージに帰ってきたよって話したら、やっぱりね!って泣いて喜ぶんじゃないかな。まだまだ不安なことばかりだけど、でももう少しだけ信じたいなって思える曲です。

  

11.On the Moon (Acoustic Version)

今年出した写真集につけられていた曲のアコースティックバージョン。あの…すごいここまで田口くんについて熱弁ふるったんですけど、本当に意識の低いオタクなのでユニバーサルから届いた段ボールまだ開けてなくって…ごめんなさい!怒らないで!これ打ち終わったら開けるから…。写真集はかの有名な藤代冥紗さんが撮ってくださってるので気になった方は是非手に取ってみてください。評判はめっちゃいいから!!!
散々宇宙との親和性!!!って言ってたけどこの曲は地上から月を見上げている曲です。サウンドはメロディアスなバラード。もともと写真集がファンのニーズに合わせて作られたものなので、この曲も自分のファンに向けられたメッセージが盛り込まれていると思うんですけど、「気が付いていたんだ/あれからずっとそばにいる/ボクラ共にある」というConnectと似たようなメッセージの歌詞があります。やっぱりどこにもいったりしていないよってことなのかなあ。うーん。やっぱりそれはまだよくわからないけれど、この曲がラストに入ることでアルバムの具体性がよりはっきりと濃厚になるような印象があります。最後が微妙だと個々の曲はよくてもアルバムのつくりとしてどうなの?ってなるもんね。こういう律義さはすごく田口くんらしいな。ひとつの作品の終わりとしてこれ以上ない曲だと思いました。

 


最後だいぶ駆け足になっちゃったけど以上アルバムの感想でした~!お疲れ。
そんなこんなで田口淳之介ファーストアルバム発売中です。
正直彼に対して複雑な気持ちの人もまだたくさんだろうし、文句のひとつ言ってやりたい人もいると思うけど、まあわたしもそうだし、でもそれでも完全に目を背けられない魅力がある人だと思うんです。本当にまだまだの人だし、この調子で文句を書き連ねたらあと5000字は書けそうなくらいだけど(笑)、でもここまで来たからにはもう少しだけ先まで田口くんを追いかけたいなあと思います。

あと総括としては、この人本当に歌うまくなってるなあと思います。昔の田口くんしか知らない人が聞いたらたぶんびっくりする。本当に上手になったと思います。昔は譜面を追いかけることと感情を乗せることが両立してなかったけど、今はその二つが両立して、かつ技術的なところがすごく向上しました。なんならまだ伸び続けてる。えらい。

 

ここまで読んでくれた優しい人!気が向いたら明日(16日)大阪で、24日には東京で握手会があるから行ってくれな!!!3240円でCDと握手券がついてくるのが初回Cです。CDだけでここまでの充実度なのに、小顔のイケメンと握手が出来るなんてすごい!ちなみに初回AならDVDもついてくる!イケメンキャッシュバック付きのアルバムです。すごーい。まだ全然Amazonにあるよー。現地でも握手券付きのアルバム販売あるそうなので気になる方は是非。ちなみに他の盤にはツアーの先行予約がついてきます。

 

DIMENSIONS(初回限定盤C)

DIMENSIONS(初回限定盤C)


そういうの興味ないけど音源ほしい人はitunesで配信してるし、課金するのはなあ…。って人はSpotifyで全曲無料配信してるよ!すごーい!!!もしも興味を持ってくれたらチェックしてくれるとうれしいです。

  

みんな田口淳之介!よろしくね!!!!!